2010年3月30日火曜日

積雪


朝起きたら銀世界でした。夜、雪の予報は出てましたが、まさか こんなに積もるとは思わなかった。今日の作業予定は大幅に変更です。天候に左右される農業の宿命です。そろそろ晴れが続いて欲しいと思う今日この頃です。

以前から異常気象が言われてて、温暖化も進んでる様に実感され、気象の触れ幅が大きくなってる様に感じられます。

2010年3月28日日曜日

発酵鶏糞

最近、発酵堆肥に注目が集まっています。去年は化成肥料の高騰もあり、安価な鶏糞に注目が集まっています。15k入りで1体158円、成分表によると、窒素全量2.3%、リン酸全量6.1%、カリ全量2.9%、水田・果樹 両方に施用しています。施用量は、果樹の場合は必要全施用量(窒素分で20k/10a)の1/3程度。20k/3=6.7k/0.023=291k。10aで300k弱、158円*20=3160円。水田は元肥として100k/10a程度入れています。

2010年3月26日金曜日

トラクター


天気は曇り、粉雪が舞う時もあり、寒いです。

トラクターが動き出すと春だなと、感じます。このトラクターはクボタのKB19-PCです。去年の暮れに新しくしました。前のトラクターは20年選手で、大事に使えばまだまだ使えます。でも作業性を考えて思い切って新車にしました。見て解る通り、後ろの車輪がクローラーになってます。前輪も大きくなってます。湿田に強い構造になってます。どうしても春先の天候が不順の場合は作業が遅れがちになります。そんな場合でも作業が出来るのが強みです。

2010年3月24日水曜日

雪害3


昨日は雨で明日は雪混じりの雨予報です。今日は貴重な晴れ。

ラフランスの剪定作業が終わり、引き続き幹のボルト固定。↑の写真の様になりました。

2010年3月23日火曜日

無農薬栽培の可能性1

食の安全が叫ばれる中、無農薬栽培の試みが各地で実践され、技術的には一定の成果が上がってきています。当初、食品表示でも有機、減農薬、無農薬と色々な表示がみられ、消費者も生産者も混乱がみられました。現在、有機栽培がよりハードルの高い、無農薬である事が要件にあるのは、技術的に無農薬栽培がある一定の条件の元では、確立されつつある事が窺がえます。

米の無農薬栽培においても、色々な試みが行われ、一定の成果がみられます。私が今注目し、今年取入れを考えているのが、マメ科植物による抑草と畝たて耕起です。

転作大豆を栽培する中で、大豆の後作の稲は雑草が少ないと言われてました。それはマメ科植物の根につく根粒菌の働きなのか、アレロパシー(他感作用)物質の働きなのか、抑草効果がある事は知られてました。ただその効果も1年か2年で無くなります。連続して稲作前にマメ科植物を栽培する必要があります、また抑草効果に加えてマメ科植物には空気中のチッソを固定する能力があります。去年は化成肥料の高騰が続き、現在は大分落ち着いてますが、肥料代の節約という意味で、緑肥としてマメ科植物を使う農家も増えています。

2010年3月21日日曜日

雪害2


全国的に天気が悪いみたいです。山形県庄内地方も雨です。

以前に「雪害」の投稿で写真を載せたラフランスです。枝を竹で持ち上げてみました。大分、裂け口が修正されてきました。裂け口は雨が入らないようにする必要があります。果樹の病気の多くは雨が媒介します。裂け口に癒合剤(殺菌剤)を塗って菌の進入を予防します。

2010年3月19日金曜日

鳥海山


鳥海山(ちょうかいさん、ちょうかいざん[1]) は、山形県秋田県に跨がる標高2,236mの活火山出羽富士(でわふじ)とも、秋田県では秋田富士(あきたふじ)とも呼ばれる。古く からの名では鳥見山(とりみやま)という。日本百名山日本百景の一つ。2007年平成19 年)には日本の地質百選に選定された。(wikipediaより)

あんまり天気が良かったんで、鳥海山を撮ってみました。

2010年3月18日木曜日


外仕事になりません。庭先の梅ノ木に雪が積もってます。

午後には雪も溶け、剪定作業再開です。

2010年3月17日水曜日

雪害



昨年12月の大雪で幹が割れる被害がでてます。これが農業の難しいとこです。もう切り倒すしかないかなと思うかもしれませんが、そうでもないです。割れた幹にドリルで穴を開けて、そこにボルトを通してナットできつく締めて、切り口をピタット合わせると、意外とくっつきます。木の生命力に感動します。

2010年3月16日火曜日

twitter

今日は雨模様です。この時期日本海側の地方は大陸からの乾燥した空気が流れ込んできて乾燥します。
雨の日はしっとりして落ち着きます。

最近今話題のtwitter始めました。フォローリンク貼ってますので良かったら覗いてみてください。

2010年3月15日月曜日

果樹の剪定

剪定作業も もうすぐ終わりです。
果樹の剪定方法は、各地方で色々あります。古くからの果樹産地では試行錯誤しながら、その土地に合った剪定方法が確立されてきたのだと思われます。

剪定の基本には切り替えし剪定と間引き剪定があります。切り替えし剪定とは、春先に新しい枝が伸びますが、その枝の途中で切る剪定方法です。間引き剪定とは枝の根元で切る剪定方法です。果樹の剪定とは、この2つの剪定方法を上手に使いこなして、秋の収穫に結びつける事です。間引き剪定では混みいった枝を整理して満遍なく光があたるようにします。切り替えし剪定は切る度合い(長さ)を調整する事によって成長をコントロールします。いっぱい切れば切るほど(強剪定)切り口から勢いの有る枝が伸びます。

樹木には頂部優勢性というものがあります。頂部(先端)部分が一番成長力が強く、ぐんぐん伸びます。枝をすべて水平にすると、その樹木そのものの勢いがなくなります。

切り替えし剪定と頂部優勢性を組み合わせて、樹木の生長力を調整し、上手い具合に果実に養分を集約出来れば、豊作です^^

2010年3月13日土曜日

展示会


Kubotaの展示会に行ってきました。割と盛況でした。

2010年3月11日木曜日

戸別所得補償その2

今日も剪定です。曇空でたまに粉雪がまってました。17時近くになって日が差してきました。明日は1日中晴れの予報です。

戸別所得保障でちょっと困ったな的な事です。私の経営は米と果樹が主体なんですが、果樹は水田の転作として栽培してる物なんです。今回民主党に政権が変わって、行政の解釈として、果樹は転作作物として認められないという事になるみたいなんです。これは今年の戸別所得補償政策の中身を決める段階で話が出たらしいんですが、ちょっとまってくれ、それは長年自民党政権の下OKだったのが、いきなりダメは影響が大きすぎるという事で、来年度以降に盛り込む事になりそうだと言う事です。

これは転作作物の考え方の問題で、微妙ですが、たとえば水田の転作であるのだから、米を作ろうと思えば作れるのにあえて政策上の理由から他の作物を作るのであって、いつでも米が作れる状態でなければならない、とするならば果樹園は簡単には田に戻せないよなぁ。

しかしもう果樹を植えてから15年以上たつんですが、その時はOKだったのが、今になってダメってそれ、後だしジャンケンみたいなもんじゃない?

2010年3月10日水曜日

これがグーグルblogな訳

寒いです。昨日の夜は雪だった模様。朝外を覗いたら薄っすらと雪が積もってます。三寒四温と言いますが、段々春に向かってます

少し農業話題から外れますが、最近携帯をiphoneに変えました。前はドコモを使っててもうすぐ10年目でした。昔は囲い込みで、長く同じキャリアを使っていればそれなりにメリットが有ったんですが、今はまるで有りません。まー気軽にキャリアを変えられるため、サービスの内容がより重視されるんでしょうね。

それで農業blogを始めるにあたり、iphoneからも更新(投稿、編集)できるようにiphoneアプリを探したんですが、使えるのが1本(BlogPress)しか見つからず、それも結構バグがあるみたいで、躊躇していたんです。そんな中、グーグルblog(Blogger)専用の無料版だけは、結構使えるみたいなんで、必然的にBloggerになった訳です。

iphoneからの更新はとても楽です。特に写真をUPする時にPCからだと一々写真を取り込んで大きさを編集してUPするんですが、iphoneは撮った写真をそのままUPして位置も自由自在。気に入ってます。

2010年3月9日火曜日

集落営農組織(茗ヶ沢ファーム)

今日は集落営農組織(茗ヶ沢ファーム)の会合がありました。内容は、戸別所得補償制度の開始に伴い、減反面積の取りまとめです。ファームに属している場合はファーム内での面積のやり取りが可という事です。

集落営農も自民党の政策の下に集団化、大規模化を目指し、そういった個人・法人により重点的に補助金を配分しようとして、進められた訳ですが。政権が変わると今度は、すべての個人に一律に補償するという全く逆の政策になったんですね。やっぱり補助金に頼らない、自立した経営にしないとと、改めて実感します。

2010年3月8日月曜日

ミルキークィーン

今日も梨の剪定です。曇でたまに日が差しますが、風は冷たいです。

今年、ミルキークィーン(米)の作付けを目指して種籾を探してましたが、ネットで見つけました。サイトは此処です。
http://www.k-nouken.com/
しかし残念ながら売り切れでした。来年に期待します。

2010年3月6日土曜日

戸別所得補償

民主党に政権が変わり、その目玉政策である戸別所得補償政策が動き出しました。先日、説明会が有り概要を聞いてきました。

行政の方も手探り状態で、確答できない事もあり今後、細部が詰められていく模様です。そのポイントは次に示す5つにあると言う事です。

1 米のモデル事業(戸別所得補償)と自給率向上事業がセットで実施されます。
米に関しては10a当り1万5千円、これは全国一律に支給されるということです。ただし支給の条件は、いわゆる減反政策に協力すること。

2 米の戸別所得補償(15000円/10a)は、生産調整達成メリットです。
ありていに言えば、減反政策に協力すれば、そのメリットとして戸別所得補償が受けられます。協力しない方は自由に米を作って下さい、その代り戸別所得補償は受けられません。

3 生産目標数量は全農家に配分され、達成に関わらず米以外に助成されます。
これは少し説明がいります。今回の戸別所得補償は作物の生産に対して支給されます。米を作った場合は米に対して、大豆を作った場合は大豆に対してそれぞれ支給されます。その考え方で将来は全作物に広げていくといくことです。しかし今回はそのモデル事業として、米で試しにやってみようという事です。米の場合、長年減反政策が行われており、減反面積達成(政策に参加)することによって補助金が支給されていた訳です。今回も米の戸別所得補償支給の条件に減反面積の達成が入っています。これは少し政策的だと思われます。本来ならばオールフリーの状態でやるべきだと思われます。しかしその場合は価格暴落のリスクがかなりあります。
話がそれましたが、米に対しての補償は減反面積達成が条件なのですが、例えば減反田に大豆(35000円/10a)を生産した場合はそれに対しての戸別補償は行われます。要するに田として登録してある農地に米を生産する時は、戸別補償を受けようとした場合、減反面積の達成が必要ですが、その他の作物を生産するについてはそういった縛りは無いということです。

4 助成は出荷を条件に、作付面積に応じて全国統一単価で助成されます。
これは、捨て作りはダメですよという事です。自給率向上が政策の骨子である意味合いからも出荷を条件にしています。自家消費分は考慮されません。

5 販売農家は、国に加入申請と交付申請を行う必要があります。

2010年3月5日金曜日

間伐


雨模様の一日でした。
ラフランスの場合、4〜5m間隔で植付け、木の成長にしたがって、間を間引くようにしてるんですが…人情がはたらくと中々切れない。往々にして、切る予定の木が良かったりするんです!

2010年3月4日木曜日

炭酸ガス

「現代農業」の2009年12月号に面白い記事が乗っていた。
題して「炭酸ガス施用最前線。世の中ではCO2削減が叫ばれているが、今再び、炭酸ガス施用が注目されはじめている。コストをかけない施用術、そして作物と炭酸ガスの奥深い関係に注目。」

この記事に出ている山本さんはバラをハウス栽培しておられる方で、有機物をハウスに入れる等して、炭酸ガス濃度を常に外気より高くしている。その効果は「昨年は農林大臣賞、今年は生産局長賞と続けざまに受賞した。花と葉のバランスが良く、日持ちが良いとの評価。出荷先の市場でも、バラの平均単価が1本70円だとしたら、常にそれより10円高く取引される。更に収量も多い」

山本さん曰く「山本さんは最近、施用に対する考え方が180度変わったそうだ。以前はずっとチッソ、リン酸、カリ等の肥料成分のバランスを考えて、土壌診断も何度も繰り返してきた訳だが、最近は、肥料はそれ程重要でないと思うようになってきた。」

確かに元素で見るとNPKの割合は低い。

ハウス栽培の場合は特に炭酸ガスの効果は大きいが、露地栽培でも敷き藁をしたり、堆肥を入れる事によって炭酸ガスが発生する。堆肥を入れる事は肥料を入れる事の他に炭酸ガスを発生させる意味もあるのかも・・・興味深いです

「現代農業」2009年12月号より引用

2010年3月3日水曜日

花芽


暖冬のせいか、花芽が膨らんできてます。(ラフランス)

枝の剪定


ラフランスの剪定作業、小雨が降っているが問題なし。
徒長枝が多くて捗らない。本来は二月中に終わればベスト。
今年は彼岸位までかかりそう。