2010年3月23日火曜日

無農薬栽培の可能性1

食の安全が叫ばれる中、無農薬栽培の試みが各地で実践され、技術的には一定の成果が上がってきています。当初、食品表示でも有機、減農薬、無農薬と色々な表示がみられ、消費者も生産者も混乱がみられました。現在、有機栽培がよりハードルの高い、無農薬である事が要件にあるのは、技術的に無農薬栽培がある一定の条件の元では、確立されつつある事が窺がえます。

米の無農薬栽培においても、色々な試みが行われ、一定の成果がみられます。私が今注目し、今年取入れを考えているのが、マメ科植物による抑草と畝たて耕起です。

転作大豆を栽培する中で、大豆の後作の稲は雑草が少ないと言われてました。それはマメ科植物の根につく根粒菌の働きなのか、アレロパシー(他感作用)物質の働きなのか、抑草効果がある事は知られてました。ただその効果も1年か2年で無くなります。連続して稲作前にマメ科植物を栽培する必要があります、また抑草効果に加えてマメ科植物には空気中のチッソを固定する能力があります。去年は化成肥料の高騰が続き、現在は大分落ち着いてますが、肥料代の節約という意味で、緑肥としてマメ科植物を使う農家も増えています。

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