2010年3月15日月曜日

果樹の剪定

剪定作業も もうすぐ終わりです。
果樹の剪定方法は、各地方で色々あります。古くからの果樹産地では試行錯誤しながら、その土地に合った剪定方法が確立されてきたのだと思われます。

剪定の基本には切り替えし剪定と間引き剪定があります。切り替えし剪定とは、春先に新しい枝が伸びますが、その枝の途中で切る剪定方法です。間引き剪定とは枝の根元で切る剪定方法です。果樹の剪定とは、この2つの剪定方法を上手に使いこなして、秋の収穫に結びつける事です。間引き剪定では混みいった枝を整理して満遍なく光があたるようにします。切り替えし剪定は切る度合い(長さ)を調整する事によって成長をコントロールします。いっぱい切れば切るほど(強剪定)切り口から勢いの有る枝が伸びます。

樹木には頂部優勢性というものがあります。頂部(先端)部分が一番成長力が強く、ぐんぐん伸びます。枝をすべて水平にすると、その樹木そのものの勢いがなくなります。

切り替えし剪定と頂部優勢性を組み合わせて、樹木の生長力を調整し、上手い具合に果実に養分を集約出来れば、豊作です^^

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