「現代農業」の2009年12月号に面白い記事が乗っていた。
題して「炭酸ガス施用最前線。世の中ではCO2削減が叫ばれているが、今再び、炭酸ガス施用が注目されはじめている。コストをかけない施用術、そして作物と炭酸ガスの奥深い関係に注目。」
この記事に出ている山本さんはバラをハウス栽培しておられる方で、有機物をハウスに入れる等して、炭酸ガス濃度を常に外気より高くしている。その効果は「昨年は農林大臣賞、今年は生産局長賞と続けざまに受賞した。花と葉のバランスが良く、日持ちが良いとの評価。出荷先の市場でも、バラの平均単価が1本70円だとしたら、常にそれより10円高く取引される。更に収量も多い」
山本さん曰く「山本さんは最近、施用に対する考え方が180度変わったそうだ。以前はずっとチッソ、リン酸、カリ等の肥料成分のバランスを考えて、土壌診断も何度も繰り返してきた訳だが、最近は、肥料はそれ程重要でないと思うようになってきた。」
確かに元素で見るとNPKの割合は低い。
ハウス栽培の場合は特に炭酸ガスの効果は大きいが、露地栽培でも敷き藁をしたり、堆肥を入れる事によって炭酸ガスが発生する。堆肥を入れる事は肥料を入れる事の他に炭酸ガスを発生させる意味もあるのかも・・・興味深いです
「現代農業」2009年12月号より引用
ブログデビューおめでとうございます!
返信削除そういえば・・青森のリンゴ農家のおっちゃんの
無肥料無農薬の技術というか・・すごいですな。
自然の力は偉大と知りました。
クリプラ/murakami